（これはNiftyのフランス語会議室で行った発言やコメントを書き直したものです。）

冬のバカンスの初日で、目的地へ出発する人たちの様子や交通状況、警官の過剰防衛(?)が話題になっていた１２月２０日（土）。

待ちに待った冬休み、我が家も早速スキーに出発することにしました。　昨夜フランス人の学生より、フランスのスキー場では、ウェアのレンタルはない（？）と聞き、さらに朝になって、宿泊予定のホテルに電話したところウェアのレンタルはないとおっしゃったので、出発当日の２０日午前にウェア等の購入に出かけました。　

クリスマス前の土曜日で、駐車場はどこも満車。　エクス中央市街の外周道路を１周半して、Cours Saint Louisの道路沿いの駐車ゾーンから出ていこうとする車を幸運にも発見し、その後に車を駐車しました。　１１時４分。

その後、エクス中央市街のスポーツ店、デカトゥロンで、スキーウェアや子供の長靴、手袋、ゴーグル、帽子などを一挙に購入しました。　次男のウェアだけはサイズが小さいものがこの店になく、ミラボー通りのモノプリで購入することにしました。　モノプリに向かった家族と別れて、とりあえず、私は５つの大きなデカトゥロンの袋を車に置きに行くことにしました。　１２時４０分。

さて、モノプリで買い物を終えた家族と合流し、昼御飯をそのままミラボー通りで食べて、車に戻りました。　２時。

すぐに何が起こったのか判りました。　車の右後ろの３角窓が壊されており、トランクの中に入れておいた買ったばかりのものがなくなっていました。　どういうわけか、私の手袋だけが残されていました。　

帰宅して、さまざまなところに電話しました。（シティバンク、カード会社、プジョー・アシスタンス、自動車の窓ガラスセンター（？））

土曜日の午後で、ピュイリカール村にある馴染みのプジョーは休み、また自動車の窓ガラス修理してくれるところで開いているところが少なく、しかもエクスの自動車窓ガラス修理屋さんには４０６用の在庫がないという返事だったので、窓ガラスは断念。　３時半。

次に警察へ。　何も確認せずに、私の言ったことをタイプして、Recipisse de DeclarationとDepot de Plainteを作成してくれました。　係官の方は、最初、ひとつひとつ盗まれた品目を丁寧に聴いておられたのですが、そのうちに面倒臭くなられたのか、最後はすべて「スキー服」でひとまとめにしてしまわれました。　５時。

今晩から予約していた Allosのホテルに電話を入れ、本日は行くことを断念し、明朝そちらへ向かうことにしたした旨伝える。自動車の窓ガラスの破片は思いの外やっかいで危ないことが判明、ガムテープなどを使って除去に努力。

保険で少なくとも被害総額の半額近くは返ってきそうなことが判ったので、気を取り直して、どうしても必要なものだけもう一度、買い直すことにしました。　再び訪れたデカトゥロンでは、バイトをしている私と同じ学校に通っている女学生さんなどに事の顛末を話まくって、同情を買い、少し割引してもらいました。

転んでもただでは起きん関西人。　７時。

結論：あんな沢山の買い物袋を車のトランクに置きっぱなしにしたら、それを見ていた者に狙われて当然。　盗まれた方があほ。　

（これはSSさんから寄せられたコメントです。）　

せっかくのヴァカンス初日に出鼻をくじかれて，とんだ災難でしたね。子供さんたちががっかりされたことでしょう。でも，今頃は気を取り直してスキーを楽しんでいることと思います。

>>結論：あんな沢山の買い物袋を車のトランクに置きっぱなしにしたら、それを見ていた者に狙われて当然。　盗まれた方があほ。

こう思えるようになればあきらめもつくし，フランス生活が板に付いてきた証拠でしょう。